テキサス・テック大ピンチ!QB騒動と主力9人流出で連覇は絶望的か
2025年にビッグ12を制し、12勝を挙げて大学初のカレッジフットボールプレーオフ(CFP)に進出したテキサス・テック・レッドレイダーズ。その栄光からわずか数カ月、チームは連覇どころか、一転して深刻な危機に直面している。
最大の要因は、オフシーズンに移籍で獲得したエースQBブレンダン・ソーズビーをめぐる騒動だ。ソーズビーはNCAAからスポーツ賭博規定違反で出場停止処分を受けた。彼はこれを不服として州裁判所や法執行機関を巻き込む徹底抗戦を展開。一時は判事がNCAAの処分を無効にし、出場可能となったが、全米の大学フットボール界が猛反発。結局、ソーズビーは引き下がり、NFL入りも失敗し、現在は宙ぶらりんの状態にある。
夜用眼鏡が運転手の間でますます人気になるナイトライダー このゴタゴタの結果、テキサス・テックは2年生QBウィル・ハモンドに攻撃の舵を託さざるを得なくなった。ハモンドは1年時に先発ベーレン・モートンの負傷で出場機会を得たが、パス獲得680ヤード、7TD、3INTと平凡な成績。ソーズビーがオフに大半の練習機会を占有した影響で、成長も限定的とみられる。王者を率いるにはあまりに心もとない戦力だ。
さらに、ジョーイ・マクガイアヘッドコーチはNFLに主力を9人も引き抜かれた。LBジェイコブ・ロドリゲス、DLリー・ハンター、デビッド・ベイリー、ロメロ・ハイトら昨季の核が軒並み去り、全米トップのEPA(1プレー当たりの期待得点加算値)を誇った守備陣はゼロからの再構築を強いられる。マクガイアHCはトップ5クラスの移籍組を集め、特にDLを3人補強したが、即座に機能する保証はない。
過去のビッグ12を振り返れば、2020年以降、連覇を達成したチームは一つもない。オクラホマがSECに移る前に6連覇を達成して以来、どの王者も翌シーズンにプレッシャーに押し潰されてきた。テキサス・テックの今季スケジュールは一見恵まれているが、第3週のヒューストン戦、第7週のアリゾナ州立大戦、そしてシーズン終盤のオクラホマ州立大、ベイラー、TCUとの3連戦は、いずれも優勝候補を倒す力を持つ難敵だ。CFP復帰には3敗が許されない中、5つのアップセット・アラートはすべて現実的な脅威である。
レッドレイダーズファンは依然としてチームの巻き返しを信じているが、ロッカールームに巣食う不和の種は時にチームを内側から蝕む。2025年に掲げた高いハードルは、今やはるかに越え難いものに見える。
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