ペン・ステートに暗雲?ビッグテン移籍組QBと新指揮官の試練
昨季、プレシーズンの期待を大きく裏切る7勝6敗(カンファレンス3勝6敗)に終わったペン・ステート。カレッジフットボールプレーオフ進出が有力視されていただけに、ファンの失望は計り知れない。さらに、シーズン途中には司令塔ドリュー・アラーが怪我で戦線離脱。チームは再起を期して新体制へと舵を切ったが、前途は決して明るいとは言えない。
そんな中、2026-27シーズンを前に、ペン・ステートが直面するであろう3つの不安要素を挙げたい。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro まずは新ヘッドコーチ、マット・キャンベル氏の適応力だ。アイオワ州立大学時代の実績は申し分なく、9年間でボウルゲーム不出場はわずか2度。通算72勝55敗、ビッグ12カンファレンス優勝決定戦にも2度出場し、ニューイヤーズシックスボウルでも勝利を収めている。しかし、それはあくまでビッグ12での話。ビッグテンというより厳しい環境で、カンファレンスタイトルを獲得できなければ、前任者のフランクリン前監督と同じ道を辿ることになるだろう。2016年以来となるビッグテン制覇が、いきなり求められる重責。キャンベル新監督の手腕が試される。
続いて、新加入のクォーターバック、ロッコ・ベヒトの懸念だ。アイオワ州立大学から移籍してきたベヒトは、ビッグ12時代に通算27個のインターセプトを喫しており、特にここ2年だけで18個とターンオーバーの多さが目立つ。ビッグテンの壁はさらに厚い。昨季、ビッグテンのディフェンスは合計239回のターンオーバーを強要。20サック未満のチームはわずか2つしかないというデータは、プレッシャーに弱いベヒトにとっては悪夢でしかない。自身ワーストとなる21回のタックル損失を記録した昨季の反省を活かさなければ、厳しいシーズンになることは必至だ。
そして最後は、何と言ってもスケジュールの厳しさだ。マーシャル、テンプル、バッファロー、パデュー、ラトガース、メリーランドの6試合は勝利が期待できるが、USCとミシガンはほぼ敗戦と見て間違いない。問題は、ウィスコンシン、ノースウェスタン、ワシントン、ミネソタとの4試合。キャンベル新監督とベヒトがどれだけ早くビッグテンに適応できるかで、勝敗が大きく分かれるだろう。10勝の壁を超えるためには、この4試合を全勝する必要があり、決して楽観視できる状況ではない。
新体制への期待と不安が入り混じる中、ペン・ステートは正念場を迎えている。
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