【AEW】8/12ダイナマイト完全総括!モクスリーvsペリーの死闘、MJFの快進撃、そして混沌の女子王座
AEWオールインまで2週間を切った中、8月12日の「ダイナマイト」はラスベガス・パームスで開催。2時間20分の濃密な放送には、歓喜と疑問が交錯した。
まず最大の見どころは、メインイベントで実現したジョン・モクスリー対ジャック・ペリーのAEWコンチネンタル・チャレンジカップ1回戦。この二人、実はAEW発足以来シングルで対戦したことがなかったというから驚きだ。モクスリーが真のエースとして君臨する姿を見せつける一方、ペリーは「デビッド対ゴリアテ」の構図を完璧に演じた。ペリーは自らの体を武器に果敢に立ち向かい、血まみれになりながらも最後の咆哮を上げる感動的なシーン。しかしモクスリーのリアネイキッドチョークに屈し、ペリーは力尽きた。この一戦は「間違いなく今夜のベストマッチ」と評価され、観客は再戦を熱望している。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro MJFは「スピードボール」マイク・ベイリー、ニック・ウェインとの3ウェイ戦を制し、見事オールインのカジノ・ゴーントレット進出を決めた。MJFは狡猾に立ち回り、ベイリーがアルティマ・ウェポンを決めた瞬間にリング外へ排除。ウェインにサブミッションを決めて勝利した。ベイリーはまたしても惜敗だが、その実力は十分に示された。ウェインもトップ級との対戦で貴重な経験を積んだ。MJFはアンドラーデとの世界王座を巡る因縁を、大舞台でぶつけることになる。
一方、疑問を残したのがクリス・ジェリコのTNT王座挑戦。ケビン・ナイトが持つベルトに挑んだが、その必然性がまったく見えなかった。先週のグランドスラム・メキシコでジェリコがナイトにジューダス・エフェクトを決めた程度の因縁で、王座戦に発展するとは思えない。結局、ドン・キャリスの介入でナイトが防衛したが、この試合がオールインへの盛り上がりに貢献したとは言い難い。ナイトはオールインでダービー・アリンとのフォールズ・カウント・エニウェア戦が決まっており、この防衛戦は単なる通過点だった。
最大の不満はTBS女子王座の迷走だ。ウィロー・ナイチンゲールの負傷以降、タイトルは宙に浮いた状態。現在の王者マヤ・ワールドは、次週のダイナマイトでクリス・スタットランダー、紫雷イオ、ペルセフォネとの4ウェイ戦に臨むが、肝心のマヤ自身がストーリーの中心にいない。スタットランダーとペルセフォネの因縁ばかりが強調され、紫雷イオもサンダー・ローザも絡むが、全体像がぼやけている。マヤが王座戴冠直後に「アテナと未解決のことがある」と語ったにもかかわらず、アテナは一切関与していない。ミック・フォーリーが発表したこのタイトル戦は、色あせた印象しか残さなかった。
しかし、明るい話題もある。スワーブ・ストリックランドがついに復帰。トリオス王座を巡るストーリーに登場し、今後の展開に大きな興味を引いた。先週、ブロディドとハングマン・ペイジがザ・ディマンズからトリオス王座を奪取した直後、ペイジが「ホワイトボーイが少し話してもいいか?」と観客に問いかける場面も話題を呼んだ。
オールインまであと2回のダイナマイト。モクスリーとペリーの再戦、MJFの快進撃、そしてスワーブの復帰劇。まだまだ見逃せない展開が待っている。
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