2026年カレッジフットボール、大化けか転落か? Penn State・USC・Clemsonなど5チームを徹底分析
2025年シーズン、インディアナ大学が歴史的な全国制覇を成し遂げ、全米のカレッジフットボール関係者に「我々にもサプライズ優勝のチャンスがある」という希望が広がっている。その一方で、実力が伴わないまま過度な期待を背負わされるプログラムも少なくない。
オフシーズンにはビッグプログラムの指揮官交代や数十人規模のトランスファーが相次ぎ、勝利へのアプローチは一新された。しかし、それが望んだ結果をもたらすか、あるいは期待外れに終わるかは未知数だ。特に2026-27シーズンは「Boom or Bust」(大化けか大失敗か)の瀬戸際に立つ5校に注目が集まっている。
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【Penn State Nittany Lions】
長年チームを率いたジェームズ・フランクリンは「強豪に勝てない」というジレンマを克服できず、遂にファンも決断。新指揮官マット・キャンベルがアイオワ州立からクォーターバックのロッコ・ベクトを連れてビッグ・テンに殴り込みをかける。
ベクトはタフな守備を攻略し、チームを勝利に導く能力を持つ。だが、ビッグ・テンは別物の獰猛さだ。幸い今季のスケジュールは比較的恵まれており、真の強豪と見なされるのはミシガンとUSCの2校だけ。2敗でシーズンを終えればCFP(カレッジフットボール・プレーオフ)へのアトラージビッドが視野に入る。逆に、キャンベルとベクトのコンビが成長痛に苦しみ、格下相手に取りこぼす可能性も十分にある。
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【USC Trojans】
リンカーン・ライリーHCの椅子はすでに温まっている。プログラムが自らに課した高いハードル、すなわち史上初のCFP出場を達成できなければ、さらに熱くなるだろう。
注目はシニアQBジェイデン・マイアバ。ハイズマン賞のダークホース候補だが、2025年に10個のインターセプトを喫したターンオーバー癖が改善されるかが鍵だ。ビッグ・テンで戦うには、インディアナが昨季示したような「ほぼ完璧な遂行」が求められる。
開幕から4連勝は確実視されるが、第5週の元Pac-12ライバル、オレゴン戦が最初の正念場。負けてもドックがCFP圏内ならファンも辛抱するだろう。問題は終盤のオハイオ州立、そして王者インディアナとの対戦。
ライリーのチームは、2敗で全国タイトルを争う存在か、それともまた4~5敗の中堅校に逆戻りか。その分岐点が今シーズンだ。
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【Clemson Tigers】
ダボ・スウィニーHCは自ら辞める決断をするまで解任されることはない。しかし、2025年の停滞感が今季も続けば、引退への説得力が増すだろう。ACCを支配するはずのタイガースは、昨季苦戦を強いられた。
2026年、CFP不出場はもはや許されない。昨年のカオスなタイトルレース、そしてマイアミの全米優勝決定戦進出を考えれば、なおさらだ。QBケイド・クラブニックはNFLへ去り、スウィニーは経験不足のジュニア、クリストファー・ビジーナと最小限のトランスファークラスを頼る。
とはいえ、スウィニー率いるチームをシーズン前に見限るのは早計だ。問題は強豪とトラップゲームが混在する過酷なスケジュール。開幕戦のLSU戦が、シーズンの行方を占う最初のバロメーターとなる。
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【Missouri Tigers】
SECにはテキサスA&M、テキサス、オクラホマ、オーレ・ミス、LSUといった新たなタイトル挑戦者がひしめいている。ミズーリはそのリストに名を連ねたいが、イーライ・ドリンクウィッツHCは11月まで優勝争いに残るだけのロースターを組めずにいる。
今季は進出への絶好のチャンス。しかし、50-50の勝負だ。先述の挑戦者リストから3チームと対戦し、少なくとも2勝しなければ「中位集団から抜け出せない」というレッテルは剥がれない。
第2週のカンザス戦がペースセッター。そこを勝てれば勢いに乗れるが、ミシシッピ州立、フロリダ、アーカンソーといった相手への取りこぼしは許されない。
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【LSU Tigers】
他と違い、LSUは組織を根底から刷新したと言っていい。新HCレーン・キフィンの下、トップトランスファーが続々加入。SEC王座への布陣は整った。だが、その高すぎる期待が自滅を招く恐れもある。
正QBサム・リービットは、ビッグゲームで非凡なパフォーマンスを見せる一方、格下相手に崩れる傾向がある。クレムソン、オーレ・ミス、テキサスA&M、アラバマ、テキサスといった強豪を連破する可能性はあるが、ケンタッキーやアーカンソーにまさかの一敗を喫するのも必定。
その不安定さが、キフィンとLSUの「2019年の栄光再び」という夢を阻むかもしれない。
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【Arizona State Sun Devils】
サム・リービットが去ったサンデビルズは、ケニー・ディリンガムHCのトランスファー手腕が再び試される。マイキー・キーンかカッター・ボレーが台頭し、コロラドから迎えたオマリオン・ミラー、ボストンカレッジから獲得したリード・ハリスという2人のトップWRを操れるか。
マウンテン・アメリカ・スタジアムで、また新たなスタープレイヤーが誕生するのか。その行方にも注目だ。
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2026年シーズンは、どのチームも「次のインディアナ」を夢見ている。だが、夢は現実になるか、それとも幻で終わるか。答えはフィールドで明らかにされる。
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