ハーパー33歳、外野復帰わずか1週間で膝に異変…フィリーズのトレード賭けが早くも暗雲
フィラデルフィア・フィリーズがトレード期限に行ったルイス・アラエス獲得というギャンブル。打線強化という明確な狙いがあった一方で、ブライス・ハーパーを2021年以来となる外野守備に就かせるという無理も承知の策だった。しかしそのツケは、誰もが予想したよりも早く回ってきた。
現地8月10日、カージナルス戦。ハーパーはDHでの出場を余儀なくされた。今季9度目のDH起用だ。理由は「膝の痛み」。外野を守ることで悪化したという。これにより、通常DHのカイル・シュワーバーが今季4度目となる一塁守備へ。表面上は「まだ1試合だけ」と軽く見えるかもしれない。シュワーバーは一塁を無難にこなせるし、打線はアラエスが加わって以前より格段に厚みを増している。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon だが、アラエスが加入してまだたった1週間。ハーパーの身体は既に悲鳴を上げている。33歳。年々長くなる故障歴を抱えるベテランが、長期間離れていた外野守備の負荷に耐えられるのか。単なる「錆びつき」なのか、それとも「身体がついていかない」のか。現状を見る限り、後者の可能性が色濃い。
ドンブロウスキーGMは将来有望な投手プロスペクト、ラモン・マルケスを手放してまでアラエスを獲った。打線がワールドシリーズ級ではないと判断したからだ。しかし、この布陣が機能するにはハーパーが外野を守り続けることが絶対条件。シュワーバーがほぼ守備につかないのもそのためだ。もしハーパーが守れなければ、問題を解決しようとしてより大きな問題を抱え込むことになる。
ファーム組織は枯渇しており、補強の選択肢は限られていた。ドジャースを倒すためにはリスクを取るべきだったという主張は理解できる。しかし、そのリスクは今、現実のものとなりつつある。アラエス自身も加入1週間でwRC+89とまだ本調子ではない。フィリーズのトレード期限の賭けは、早くも暗雲に包まれ始めている。
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