キャル・ローリーの急降下がダン・ウィルソン監督の首を絞める
マリナーズの正捕手キャル・ローリーが、自身の不振でチームの命運を危うくしている。昨季まで60本塁打を放ち、MVP級の活躍を見せていた男が、今季はまるで別人だ。
地元メディアは「奇跡的な巻き返しがない限り、マリナーズはダン・ウィルソン監督を解任するだろう」と報じている。昨季はALCSに進出し、ワールドシリーズにあと1勝と迫ったチームが、今季は大きく低迷。開幕前はアメリカンリーグの優勝候補に挙げられていただけに、その落差は大きい。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon チームの低迷の責任は多方面に及ぶが、特にローリーの急降下が響いている。2022年から2025年までのWARはそれぞれ3.9、3.4、4.6、7.2と上昇の一途をたどったが、今季はなんとマイナス0.5。過去3シーズンの平均から単純計算しても、チームに4勝分もの損失を与えている計算になる。
もしローリーが本来の力を発揮していれば、マリナーズはALワイルドカード争いで首位を走り、アストロズと地区優勝を争えていたはずだ。現実は、アストロズに5ゲーム差、レンジャーズにもワイルドカード最後の枠まで3ゲーム差をつけられている。
ローリーは自身の不振について、様々な要因を挙げている。春季キャンプでのランディ・アロザレーナとの衝突、WBC出場による疲労、さらにはウィルソン監督の打線編成に至るまで、可能性を排除していない。「最終的に試合の結果を決めるのは選手です。もちろん、ダンが誰を起用し、打線を組むかには発言権があります。それは理解しています」とローリーはメディアに語った。
一方で、チームにはまだ希望もある。アメリカンリーグは今季、歴史的に層が薄く、第3ワイルドカードチームが負け越しでシーズンを終える可能性さえある。マリナーズはトレード期限でルイス・カスティーヨをホワイトソックスに放出したが、先発ローテーションは依然としてリーグ屈指。日曜日にアストロズ戦に先発するブライアン・ウーは、サイ・ヤング賞候補の一人だ。
しかし、問題は打線だ。マリナーズの1試合平均得点はわずか3.92点で、全30球団中29位。昨季の4.68点からも大幅にダウンしており、その原因の多くはローリーの不振にある。もしポストシーズン進出を果たし、そこで何かを成し遂げたいなら、この数字を改善しなければならない。
ローリーが目を覚ますか、それともウィルソン監督の解任が現実のものとなるか。マリナーズの運命は、この捕手のバットにかかっていると言っても過言ではない。
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