カウボーイズ新人ケイレブ・ダウンズ、ジャイアンツにドラフト後悔を植え付ける
ダラス・カウボーイズが2026年NFLドラフト1巡目でディフェンス強化を狙ったのは間違いない。しかし、全体トップクラスの選手と目されていたケイレブ・ダウンズを獲得できるとは、当初は夢物語に過ぎないと思われていた。ところが、ダウンズはトップ10圏外に滑り落ち、カウボーイズは1つだけトレードアップして全体11位で指名。まさに大どんでん返しの“スティール”劇だった。
ダウンズはアラバマ大学でニック・セイバン元ヘッドコーチの下、1年生から先発出場。その後オハイオ州立大学に移り、驚異的なフットボールIQとアスレチック能力、フィジカルを磨き、ラン守備でもパス守備でも万能ぶりを発揮した。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon カウボーイズのブライアン・ショッテンハイマーヘッドコーチは「彼は素晴らしい。新人離れした直感力で、同じミスを繰り返さない。アラバマで1年生から先発した選手は頭が違う」と絶賛。
ダウンズの加入は、昨季1試合平均30.1失点、ヤード許容でもリーグワースト3位だったカウボーイズ守備に大きな変革をもたらすと期待される。安全衛ながら、エッジラッシャーやクオーターバックほどの「価値」はないかもしれないが、彼のインパクトは計り知れない。
このスティール劇をさらに甘美にしているのは、同じNFC東地区のライバル、ニューヨーク・ジャイアンツがダウンズを2度も見逃したことだ。ジャイアンツは全体5位指名権を持ち、さらにディフェンシブタックルのデクスター・ローレンスIIをシンシナティ・ベンガルズにトレードして全体10位指名権も獲得。5位でアーヴェル・リースを指名したのはまだしも、10位でマイアミ大学のオフェンシブラインマン、フランシス・マウイゴアを選び、ダウンズを2度もスルーしたのだ。
マウイゴアは価値の高いポジションの選手で、将来的に活躍する可能性はある。しかし、その評価はダウンズほど高くなく、プロ転向後も苦戦が続き、同じく高評価のアブドゥル・カーターとのマッチアップで浮き沈みを見せている。
ジャイアンツはポジションの価値を重視しすぎたのかもしれない。そして、その見逃した選手を宿敵カウボーイズが拾ったことで、後悔はさらに深まる。もしダウンズがエド・リードやカイル・ハミルトンのような名選手に成長すれば、ジャイアンツにとっては長きにわたる苦い記憶となるだろう。
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