ドレイク・メイを支えたのは“たった1人”?2024年ドラフト組の惨状と新生ペイトリオッツ
ニューイングランド・ペイトリオッツの2024年NFLドラフトクラス。全体2位で指名されたクォーターバック、ドレイク・メイを除けば、まさに“惨憺たる”の一言に尽きる。あれから約2年、フランチャイズは見事な再建を遂げ、昨季はスーパーボウル制覇。しかし、その裏でメイが背負った失望の大きさを、改めて掘り下げてみたい。
当時ドラフトされた8人のうち、現在もロースターに名を連ねるのは、6巡目で指名された控えコーナーバックのマーセラス・ダイアルただ一人。残る6人は、すでにチームを離れている。2巡目指名のワイドレシーバー、ジェイリン・ポークは24歳の若さで電撃引退。3巡目のケイダン・ウォレスはリリース、4巡目のレイデン・ロビンソンと5巡目のジャボン・ベイカーは他チームへ移籍した。この壊滅的なドラフト結果は、当時のヘッドコーチ、ジェロッド・メイヨのスケープゴート説を裏付ける材料ともなっている。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ポークはメイのトップターゲットとして期待されたが、ルーキーイヤーに15試合出場で12キャッチ、100ヤード未満、2タッチダウンに終わり、2025年は1プレーも出場することなくユニフォームを脱いだ。もう一人、存在感を示したのはジョー・ミルトン二世だが、彼はルーキーシーズン最終戦の大ブレイクで評価を上げ、現在はダラス・カウボーイズでダック・プレスコットの控えに収まっている。
メイ自身はルーキーシーズンの前半をベテランのジェイコビー・ブリセットの控えとして過ごし、実戦投入後は一気に覚醒。昨季はAFC屈指のQBへと成長を遂げた。もし、あのドラフト組の選手たちと一緒に成長を強いられていたら、彼の進化は確実に遅れていただろう。フロントオフィスは早期に失敗を認め、戦力外を断行。マック・ジョーンズ時代の迷走から抜け出せなかったチームが、一気に再建フェーズを終えたのは、メイを中心に据えた迅速な“船出”の賜物だ。
新生ペイトリオッツは今、メイの才能を最大限に引き出す新たなコアを形成し、再びスーパーボウルを狙える地盤を整えた。あの2024年のドラフトは、メイという“たった一つの希望”を得るための代償だったのかもしれない。
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