スティーラーズQB戦争勃発!ハワード&アラーが衝撃デビュー
NFLプレシーズンが開幕し、ピッツバーグ・スティーラーズのファンにとってはたまらない一夜が訪れた。アーロン・ロジャースが「プレシーズンは無意味」と公言する中、木曜夜のグリーンベイ・パッカーズ戦では、スティーラーズの未来を担うかもしれない若きQBたちが次々とフィールドに立ち、見事なパフォーマンスを披露したのだ。
先発したのはベテランバックアップのメイソン・ルドルフ。2ドライブを指揮し、11投中10球成功、93ヤードを記録するも、得点には至らず。最初のドライブはスリーダウンアウトに終わったが、2度目のポゼッションでは16プレイ、84ヤードのドライブで敵陣1ヤードまで迫った。しかし、レッドゾーンでのフィニッシュ力不足と2度のサックが響き、評価は「C+」。ロジャースの控えとして期待される水準にはもう一歩届かなかった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ファンが待ち望んだのは、2年目のウィル・ハワードだ。ルーキーイヤーを故障で棒に振った元オハイオ州立大のスタンドアウトは、3ドライブで7得点をマーク。7投中9球成功、86ヤード、1サック。そして何より、80ヤードのタッチダウンドライブを演出し、ルー・ニコルズの1ヤードランでゴールを決めた。試合勘は抜群で、ポケット内での落ち着き、パサーとの好連携、全てが「A-」級の輝きを放った。ただし、相手ディフェンスがローテーションで下がった時間帯だった点は割り引く必要がある。
そして、最大の衝撃を与えたのがルーキーのドリュー・アラーだ。ペンシルベニア州立大時代から高いツールを持ちながらも安定感を欠いていた男が、この日は3ドライブで21得点、10投中13球成功、153ヤード、2TDパス、0インターセプト、さらに自ら3ヤードのランTDを決める完璧な内容。評価は文句なしの「A」。ハワードよりもさらに相手が薄い時間帯での出場とはいえ、アラーの正確性は大学時代をはるかに上回るものだった。ミスはゼロ、ポケット内は冷静、キャッチ後の走りも味方につけて新人らしからぬ落ち着きを見せつけた。
スティーラーズは現在、ロジャースのラストシーズンと見られており、その後継者争いは極めて重要だ。現状、ルドルフが第2QBの座を守っているが、今回のプレシーズン開幕戦での「最悪」のパフォーマンスは、今後の序列に波紋を呼ぶ。ヘッドコーチのマイク・マッカーシーが一試合で過剰反応することはないと見られるが、ファンの間ではハワードやアラーが未来のフランチャイズQBになるのではという期待が急速に高まっている。
プレシーズンはまだ始まったばかり。この衝撃的なデビューが本物かどうか、次戦以降のパフォーマンスが本当の試金石となる。スティーラーズのQBルームは今、かつてないほどの熱気に包まれている。
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