ホワイトソックス救世主か?ハーゲン・スミスがポストシーズンを変える
レギュラーシーズン終了まで2ヶ月を切った。トレードデッドラインで線が引かれた今、まだポストシーズンを狙うチームにとって、最後の切り札となるのがプロスペクトの昇格だ。昨季、トレイ・イェサージやキャム・シュリットラーが証明したように、8月や9月のコールアップがチームに計り知れない火花を散らすことがある。今回スポットライトを浴びるのは、シカゴ・ホワイトソックスの左腕ハーゲン・スミスを筆頭とする6人の若き才能たちだ。
まず注目はホワイトソックスのハーゲン・スミス。22歳のサウスポーは、直近の土曜日にタナー・マクドゥーガルと共にメジャー昇格を果たした。チームは4連敗中ながらもナ・リーグ中地区で首位を快走し、ア・リーグ第2シードの座をキープ。しかし、先発陣はデービス・マーティンの調子が落ち、トレードで獲得したルイス・カスティーヨも初登板で4イニング5失点と精彩を欠く。No.1プロスペクトのノア・シュルツも防御率6.06と苦しむ中、ホワイトソックスの命運はスミスの左腕に託されたと言っても過言ではない。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー スミスはAAAで58.1イニングを投げ、防御率4.32と制球面で課題を残すものの、87奪三振を記録。圧巻の速球とスライダーのコンビネーションはメジャーでも通用する。3番目の球種に欠ける点は懸念材料だが、もしゾーン内に投げ込めれば、かつてのリンサニティのような旋風を巻き起こす可能性を秘めている。
続いてタンパベイ・レイズの外野手セオ・ギレン。20歳の彼は今季、ハイAとダブルAで32試合出場、8本塁打、11盗塁、OPS.959と圧巻の数字を残す。トリプルAを飛ばしての昇格もあり得る逸材で、パワー不足に悩むレイズ打線に火をつける存在だ。
ボストン・レッドソックスからは遊撃手フランクリン・アリアスが浮上。20歳でトリプルA昇格後11試合で3本塁打、OPS.963と爆発。トレバー・ストーリーの故障もあり、遊撃のポジションは空白に。今季ダブルAとトリプルAを合わせて打率.319をマークするアリアスが、ポストシーズンでチームを救うかもしれない。
ヒューストン・アストロズのライアン・ブランコやクリスチャン・ハビアーらがトミー・ジョン手術から復帰したものの、先発陣は総じて不安定。そんな中、右腕ブライス・メイヤーが台風の目となるか。アストロズの投手事情は「かなり深刻」と評されるだけに、若い力の台場が待たれる。
プロスペクトの昇格は常にリスクを伴うが、彼らが持つ爆発力はポストシーズンの構図を根底から覆す可能性を秘めている。残り2ヶ月、ファンは目が離せない。
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