ブレーブスが見抜いたオズーナの衰退、ピッツバーグで現実に
ピッツバーグ・パイレーツが、マーセル・オズーナをDFA(戦力外)に指定した。スプリングトレーニング直前に12百万ドル(約18億円)でフルタイムのDHとして契約した男の、まさかの結末だ。
実はアトランタ・ブレーブスの編成本部長アレックス・アンソポロスは、この日が来ることをとっくに見抜いていた。オズーナは2023年に40本塁打、2024年に39本塁打を放ち、ブレーブス打線で最もパワフルな打者だった。しかしオフのトラブル(DVや飲酒運転の逮捕)にもかかわらずチームは彼を抱え続けたが、2025年に21本塁打を記録した時点で、すでに“壁”は見えていた。アンソポロスはオズーナを残留させず、歩ませた。そして、その判断は正しかった。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro 数字がすべてを物語る。2025年のオズーナのバレル数は40。前年が68、その前が66だったことを考えれば急降下だ。平均打球速度は3マイル低下して89マイル。スイートスポットに当たった打球の割合は2024年のピークから5ポイント下がり35%に。ハードヒット率も44.6%とキャリア最低クラスに落ち込んだ。2026年シーズンのwOBA(出塁+長打を総合評価する指標)はリーグ全体の下位5%という惨状。OPSは.612と、2023年の.905、2024年の.925からは想像もつかない数字だ。
パイレーツのベン・チェリントンGMはなぜこのサインを見逃したのか。バレル率が減り、スイングが鈍っている選手に12百万ドルを投じるリスクを、ブレーブスは取らなかった。良い組織は選手の摩耗を6年もの付き合いで見抜く。そして、より良い組織は遠くからでもそれを見極める。悪いフロントオフィスは、他チームが避けた選手に大金を払う——今回のケースはまさにそれだ。
オズーナの2026年の四球率は9.6%で、2022年以来の低さ。2025年にはキャリアベストの四球率を記録し、「パワーが落ちても出塁できる」と評価されていたが、その期待も裏切られた。パイレーツの打撃コーチ陣はリーグトップ5の攻撃力を生み出しているだけに、オズーナだけが取り残された格好だ。
それでもオズーナは実績十分。どこかで再起のチャンスを得るだろう。ただし、それは優勝争いをするチームではない。そして、アトランタではない。ドム・スミスでさえ、今季のOPSはオズーナより100ポイントも高い。アンソポロスはすでに分かっている——オズーナの時代は終わったのだ。
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