ダニエル・コーミエ「コナー・マクレガーに嫉妬していた」 UFCのファイトマネーを変えた男の真実
UFCのレジェンド、ダニエル・コーミエがかつてのライバルであり、MMA界のスーパースターであるコナー・マクレガーに対して抱いていた複雑な感情を赤裸々に告白した。コーミエは「マクレガーにすごく嫉妬していた」と認めつつ、彼の存在が格闘技界全体にもたらした計り知れない恩恵についても称賛の言葉を惜しまなかった。
コーミエによれば、マクレガーがUFCに登場し、急速に頂点へと駆け上がったことで、ファイターたちの報酬体系が根本から変わったという。コーミエは「コナー・マクレガーが来た時、すべてが変わったんだ」と振り返る。当時、マクレガーがチャンピオンだった頃、彼は1試合で1000万ドルから1200万ドルを稼いでいた。その桁違いの金額にコーミエは嫉妬を覚えたが、後に気づいたのは、マクレガーが一人で報酬の基準線を引き上げたことで、結果的に全ファイターの収入が増加したという事実だった。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro マクレガーの影響力は数字が如実に物語っている。彼はUFC史上最も売れた5つのPPVイベントのメインイベントを務め、ハビブ・ヌルマゴメドフとの因縁の一戦(UFC 229)は歴代最高の240万件のPPV販売数を記録。さらに、2017年にフロイド・メイウェザー・ジュニアと拳を交えたボクシングマッチは、430万件以上のPPVを売り上げ、歴代2位の大記録となった。マクレガー自身もSNSで「UFC史上最高のPPVのうち8つを自分がヘッドラインを務めている」と豪語する通り、その集客力は別格だ。
直近では、約5年ぶりのオクタゴン復帰戦となったマックス・ホロウェイとの再戦(UFC 329)で、驚異的な記録を打ち立てた。ダナ・ホワイトCEOが認めたところによると、この大会のゲート収入は2500万ドルに達し、UFC史上最高額を更新。これまで最高だったスフィア大会の2180万ドルを大きく上回った。マクレガーは現在、UFC歴代ゲート収入トップ4のうち3つを独占している。
残念ながら復帰戦はわずか69秒で幕切れ。膝の負傷によるTKO負けを喫し、有効打を一発も当てられないまま終わった。しかし、それでもマクレガーはこの一戦で推定3200万ドル(約47億円)を稼ぎ出した。秒速に換算すると約43万5000ドルという、まさに桁外れの金額だ。
コーミエの言葉は、マクレガーに対する単なる賞賛ではない。彼が切り開いた道が、後進のファイターたちにどれだけの経済的恩恵をもたらしたかを物語っている。嫉妬すらも認めながら、その功績を称えるコーミエの姿勢は、真の競争者としてのリスペクトと、スポーツの進化を目の当たりにした者の証言として、多くのファンの心に響くだろう。
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