BKBを世界へ!CEOテトレオーの野望、フューリー&ウシク参戦も視野
かつて格闘技の片隅に追いやられていたベアナックルボクシング(BKB)が、今、本気で世界を獲りに来ている。指揮を執るのは、CEOのデビッド・テトレオー。彼はこの競技を「単なるプロモーション」ではなく、「マンチェスター・ユナイテッドやLAドジャース、ボストン・セルティックスと同列のスポーツブランド」に育て上げようとしている。
テトレオーは2025年にBKBに加わる前、20世紀フォックスで10年以上にわたり『ザ・シンプソンズ』や『アメリカン・アイドル』といった巨大コンテンツのマーケティングを手がけた。その後、オスカー・デ・ラ・ホーヤ率いるゴールデンボーイ・プロモーションズに移り、最高事業責任者として辣腕を振るう。彼が成し遂げた最大の仕事は、あのカネロ・アルバレスをDAZNに連れて行くための6億ドル契約だ。「ジョンと一緒に、史上最大のボクシングプロモーション契約をまとめた。カネロを世界最高額のアスリートにしたんだ」とテトレオーは振り返る。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro その後のトリラーでの経験を経て、現在はサンフランシスコ大学などでスポーツビジネスを教える教授としての顔も持つ男が、BKBをどう変えようとしているのか。鍵は「ストーリーテリング」だ。「選手の物語を伝えなければ、私たちは決して花開かない」と彼は断言する。すでに社内メディア部門を立ち上げ、バリーズと組んだ新たなプロスペクトシリーズも開発中。1月9日にはミシシッピ州ビロクシでその第1弾が始まり、カジノとの連携やパンチトラッキング技術も導入される。
デジタル面での成長も著しい。6月27日にカーディフで行われたリー・セルビー大会で、BKBはTikTokのライブ配信を試験的に実施。その結果、何と「TikTokライブスポーツ史上、最高の視聴時間」を記録したという。4月半ばに開設した公式チャンネルは、すでに5300万以上の「いいね」を獲得。テトレオーはこの数字を、FoxのW杯放送権やESPN、レッドブルと同列に語る。
現在の放送契約は、英国・アイルランドがtalkSPORT、米国・カナダがVICE TV、スペイン語圏がテレムンドだが、VICEとの契約は今年期限を迎える。テトレオーはより広範なグローバル放送パートナーとの交渉を進めており、BKBの姿を世界のリビングルームに届ける準備を進めている。
そして何より、ファンの心を熱くするのは、彼の口から飛び出す超大型選手の名前だ。テトレオーはタイソン・フューリーやオレクサンドル・ウシクと、BKBのリング「トリゴン」での試合について、すでに話し合いを持ったことを明かしている。さらにジェイク・ポールの名前も挙がっており、実現すれば格闘技界に衝撃が走ることは間違いない。
「土曜の夜、人々が自然とチャンネルを合わせる。そんな日常を創りたい」と語るテトレオー。ただし、彼はすぐに現実を見据える。「適切なアスリート、適切なファイターがその舞台に立たなければ、何も起こらない」。メキシコ進出、バリーズとの大型提携、そしてフューリー&ウシクの影。BKBは今、ニッチを飛び越え、真のグローバルスポーツへと変貌を遂げようとしている。
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