佐野航大、PSV移籍直前の“出場拒否”でナイメヘン幹部激怒「約束を破った」
オランダ・エールディビジのNECナイメヘンに所属する日本代表MF佐野航大が、PSVアイントホーフェンへの移籍合意に至った。しかし、その舞台裏ではクラブ関係者の怒りが爆発している。
問題の発端は、UEFAチャンピオンズリーグ予選3回戦1stレグ・オリンピアコス戦当日。佐野が監督のディック・スフルーダーに対して「プレーできない」と申し出たことだ。移籍を理由にしたこの行動に、ナイメヘンのテクニカルディレクターを務めるカルロス・アルバース氏は現地メディア『デ・ヘルダーランダー』のインタビューで「極めて残念で、非常に失望している」と吐露。「彼は我々との約束を破った」と断言し、詳細は伏せつつも「プレーしたくない選手をチームに置いておきたくはない」と厳しい姿勢を示した。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro アルバース氏はさらに、移籍が決まるまでの経緯を明かした。「我々は佐野の考えを変えようと、あらゆる手を尽くした。昨日は『もう一晩よく考えてほしい』と伝えた。しかし、今朝になって彼は監督との面談を求め、自分はプレーできないと伝えた。その時点で、我々としてはもう打つ手がなかった」と、チームとして最後まで残留を模索したことを強調。
特に痛恨だったのが、移籍のタイミングだ。アルバース氏は「歴史的にも重要な試合の日に、最高の選手の一人を手放したくなかった」と本音を漏らしつつ、「我々は以前から約束していたため、PSVへの移籍に協力した。そうでなければ、もう少し待っていたはずだ。今月後半であれば、もっと高い移籍金を得られたのに、そうならなかったことが残念だ」と、金銭面でも不満がくすぶる。
現地メディアも「アルバースは佐野航大を巡る状況に強い不満を示している。佐野がオリンピアコス戦を欠場することは想定していなかった」「最も重要な選手の一人を試合当日に放出することは異例だ」と報じており、クラブ内外に波紋を広げている。
移籍金は1500万ユーロ(約27億円)+ボーナス、最大1700万ユーロ(約30億6000万円)とみられ、すでに佐野は現地入りしてメディカルチェックも通過。ファジアーノ岡山から欧州に渡り、NECで躍動した22歳の新たな挑戦が始まる一方、古巣との関係にしこりを残す幕切れとなった。
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