フレッチャーがAEW国際王座防衛!メキシコ・グランドスラムでベイリーとの死闘制す
AEWインターナショナル王者カイル・フレッチャーが、まさに鉄壁の強さを見せつけた。現地時間8月5日、メキシコシティのアレナ・メヒコで行われたAEWグランドスラム“ダイナマイト”大会。前日にCMLLの興行でマスカラ・ドラダを退けて防衛したばかりのフレッチャーが、今度は“スピードボール”マイク・ベイリーを相手に王座の座を懸けた一戦に臨んだ。
試合は互いに過去1年以内で勝利を挙げ合う好敵手同士の対決。開始早々、ベイリーが飛び出したトペ・スイシーダをフレッチャーがキャッチし、そのままガードレールに叩きつける圧巻のパワーを見せる。しかしベイリーも負けじとムーンサルトを場外に決め、試合は一進一退の攻防に。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon CMLLとの合同イベントならではの熱気に包まれるアレナ・メヒコ。フレッチャーはアバランシュ式ミチノク・ドライバーで流れを引き寄せると、コマーシャルブレイク中も容赦なくベイリーを場外で痛めつけ、メキシコのファンから大ブーイングを浴びる。それでも王者は動じず、ベイリーのチョップをあざ笑うかのように自分のチョップで相手をリング外に吹き飛ばす余裕すら見せた。
しかし“スピードボール”の異名は伊達じゃない。ベイリーは誘い込んでの浅井式ムーンサルトで観客を沸かせると、ハーフアンドハーフ・スープレックスで反撃。舞台はエントランスステージへと移り、フレッチャーが階段上でスープレックスを狙うも、ベイリーはハリケーンラナで切り返し、さらに階段からのムーンサルトで王者を追い詰める。
リングに戻ってからも壮絶な打ち合いは続く。ベイリーがウルティマ・ウェポンをミスした直後、スパニッシュ・フライで大技を決めるが、カウントは2。フレッチャーは再びミチノク・ドライバーを叩き込み、さらにパワーボムでアプロンに叩きつけ、コーナーからのランニングブート、シェアドロップ・ブレインバスターと怒とうの連撃。それでもベイリーは2.9でキックアウトし、会場のボルテージは最高潮に達する。
最後の攻防。フレッチャーがターンバックル上でブレインバスターを狙うと、ベイリーはポイズンラナで逆転を図り、ウルティマ・ウェポンで猛追。しかしフレッチャーはロールアップを切り返すと、ベイリーをコーナーに放り込んでランニングブートを突き刺す。そしてトップロープ上からのブレインバスターが炸裂。完璧なフィニッシュに、ついにベイリーは3カウントを奪われた。
「プロトスター」フレッチャーが、激闘の末にベルトを死守。24時間で2度の防衛を果たした王者の強さは本物だ。一方のベイリーも、何度も王座に手が届きかけながらもあと一歩及ばず。しかしそのファイトは、メキシコのファンの心に深く刻まれたことだろう。
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