マックス・フリード再離脱で露呈するキャッシュマンのトレード期限失敗
ヤンキースがまたもや痛恨のアクシデントに見舞われた。8月17日、球団は左腕マックス・フリードを左肘の骨挫傷で15日間の故障者リスト(IL)に入れたと発表。フリードは今季前半にも同じケガで2カ月以上離脱しており、再発となればポストシーズンへの影響は計り知れない。
ヤンキースはここまでアーロン・ジャッジ、コディ・ベリンジャー、ジャンカルロ・スタントン、カルロス・ロドンと主力が次々と離脱する中、リーグワースト級の打線を抱えながらも先発投手陣の奮闘で何とか踏みとどまってきた。チームの先発防御率とfWARはメジャートップ。しかし、その“最後の一本のわら”がついに折れた格好だ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 短期的な穴埋めは可能だ。ロドンが火曜日のオリオールズ戦から先発ローテに復帰予定で、ロドン、カム・シュリットラー、ゲリット・コール、ライアン・ウェザース、ウィル・ウォーレンの5人は、他の多くの球団が羨むクオリティを誇る。シュリットラーは防御率2.19、コール3.22、ロドン3.30、ウェザース3.56、ウォーレン4.42。特にシュリットラー、コール、ロドンは10月の大舞台でも任せられる信頼感がある。ウェザースも球種構成を変えてからリーグ屈指の好調ぶりだ。
問題はその先だ。ブライアン・キャッシュマンGMはトレード期限でブルペン補強を一切行わず、むしろ右腕カミロ・ドバルをパイレーツに放出。キャッチャーや右打ちの補強も見送り、ヘリオット・ラモスの獲得にとどまった。ブルペンは数字上は及第点だが、先発陣がイニングを消費してきたおかげで投球回数はリーグ7番目の少なさ。信頼できるリリーバーはクローザーのデビッド・ベドナーと左腕ブレント・ヘドリックくらいで、アーロン・ブーン監督は高レバレッジの場面で使える腕をあと1人、いや2人欲しい状況だった。
キャッシュマンはロドン復帰後にウェザースとウォーレンをブルペンに回すプランを描いていたが、フリードの離脱でその計算は狂い始めた。もしフリードが今季絶望となれば、ウェザースは先発に残らざるを得ず、ブルペンの弱体化は決定的に。さらにコールやロドンの健康リスクを考えれば、キャッシュマンが「ローテは大丈夫」と楽観視したツケが回ってきたと言わざるを得ない。
ヤンキースの目標は2009年以来のワールドシリーズ制覇だ。このままでは、補強の機会を逃した代償を10月に払うことになる。
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