激戦のワイルドカード争い!残り日程の厳しさが命運を分ける
メジャーリーグのトレードデッドラインが過ぎ去っても、まだまだ雲をつかむような戦国状態が続いている。実に30球団中24ものチームが、ポストシーズン圏内まで6.0ゲーム差以内にひしめき合っているのだ。ア・リーグで勝ち越しチームがわずか5つという異常事態の中、熾烈を極めるワイルドカード争い。ここで鍵を握るのが、各チームに残された「日程の強度」だ。
まずア・リーグを見てみよう。現在ワイルドカード3番手につけるテキサス・レンジャーズは、トレードで何もしなかったにもかかわらずその座をキープ。しかし彼らの残り日程の強度はリーグで2番目に楽な数値。対照的に、最も厳しいロードが待ち受けるのがボルチモア・オリオールズだ。唯一、残り相手の勝率が5割を超える彼らは、リーグ最強のブリュワーズ、レイズ、ヤンキース、そして絶好調のレッドソックスとのシリーズを控えている。さらにトレードでラッチマンとテイラー・ウォードを放出した戦力ダウンも重なり、まさに正念場。ガナー・ヘンダーソンのバットがチームを救えるか。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro トロント・ブルージェイズは複雑な立場だ。ケビン・ガウスマンとドルトン・バーショーを放出して未来を優先しつつも、ホセ・ソリアーノとスペンサー・アリゲッティという先発投手を獲得し、今も諦めてはいない。しかし残り日程はフィリーズ、レッドソックス、ヤンキース、レイズと超強豪が連続。昨季ワールドシリーズにあとアウト2つまで迫った底力を見せられるか。
ニューヨーク・ヤンキースは現在、絶好調のブレーブスと対戦中。シリーズ初戦をものにし、ゲリット・コールとキャム・シュリトラーが続くローテーションは心強い。しかし故障者続出とレッドソックスの勢いを考えると、地区優勝やワイルドカード首位死守は簡単ではない。残り日程がレイズやレッドソックスより厳しいというデータも、彼らにとってはプレッシャーだ。
ナ・リーグに目を移すと、こちらもメッツ、ジャイアンツ、ロッキーズの3球団を除く全チームに可能性が残る大混戦。パイレーツとナショナルズは直近10試合で8敗と急失速。マーリンズは4連敗でトレードで主砲リアム・ヒックスを放出した。カージナルスも下降線を描き、デッドラインで売り手に回った。
結果として、第3ワイルドカードの座はダイヤモンドバックス、フィリーズ、パドレスの3チームに絞られつつある。残り60試合を切ったこの戦い。日程の強度が、最後に笑うチームを決める大きなファクターとなるだろう。
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