ワイルドカード争いを阻む死角!レッドソックスからマリナーズまで各球団の弱点を徹底分析
MLBのワイルドカード争いが佳境を迎えている。トレード期限から1週間以上が経過した今も、アメリカン・リーグでは3球団を除く全チームがワイルドカード圏内と4.0ゲーム差以内。ナショナル・リーグも6.5ゲーム差以内に3球団を除く全チームがひしめく大混戦だ。このデッドヒートを制するカギは、各チームが抱える「致命的な弱点」をいかに克服するかにかかっている。本稿では、地区首位および確実視されるヤンキースとカブスを除く、ポストシーズン脱落リスクを抱える各球団の死角を徹底解剖する。
まずはボストン・レッドソックス。32勝8敗の驚異的な快進撃でシーズンを一変させたが、長打力不足が深刻だ。メジャー26位の118本塁打しか記録しておらず、チーム内で10本塁打以上をマークしているのはわずか5人。ウィルソン・コントレラスは今季屈指の強打者だが、ジャレン・デュランは悪夢のようなシーズンを送り、カレブ・ダービンに至っては11本塁打止まり。カーティス・ミードの離脱も痛く、トレバー・ストーリーやローマン・アンソニーの復帰も未定。セダン・ラファエラがチーム2位の長打率.464を記録している時点で、優勝候補としては物足りない。直近3連敗はいずれも本塁打ゼロ。長打なしに連打で勝ち切るのは持続可能ではない。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 続いてテキサス・レンジャーズ。打線の不振がシーズンを通じての課題だ。直近13試合中12試合で5得点以下に抑えられ、メジャー24位の貧打に喘ぐ。コーリー・シーガーは本来の姿を失い、ジョク・ピーダーソンもスランプ、ワイアット・ラングフォードは故障から復帰後振るわない。ブランドン・ニモのバットは上向きだが、全体としてのアベレージは上がらない。今後のソフトなスケジュールで変わる可能性はあるが、証明するまでは不安がつきまとう。
ミネソタ・ツインズはブルペンを補強したが、新たな弱点が露呈した。トレバー・ラーナックを除く外野陣が壊滅的だ。バイロン・バクストンの離脱も響き、ルーク・キースカルはOPS.715と平凡。右投手相手の右翼手アラン・ローデンはメジャー22試合で打率.208、OPS.527。オースティン・マーティンは4月に爆発したものの、5月以降は打率.221、OPS.617。マット・ウォールナーは不振で3A降格。バクストン復帰まで数週間かかる見込みで、ウォーカー・ジェンキンスの昇格でもない限り、外野の不安は解消されない。
デトロイト・タイガースはブルペンが脆弱だ。ケンリー・ジャンセン、カイル・フィネガン、タイラー・ホルトンの3人以外に信頼できる投手は限られる。ジェイコブ・ワグスパックとドリュー・ソマーズは期待以上の働きを見せているが、タイ・マッデンは経験不足。ブラント・ハーターは復帰途上で、ジャック・フラハティが今月中に戻ればドリュー・アンダーソンがリリーフに回る見込みだが、それでも9月のプレッシャーの中でリリーフ陣が1、2枚足りない印象は否めない。
クリーブランド・ガーディアンズも長打力不足に悩む。カイル・マンザードとリース・ホスキンスがチームトップの13本塁打で並ぶという驚愕の事実。マンザードはかつてのトッププロスペクトながら不振で3A降格、ホスキンスは一塁のプルートゥーンで左投手限定の起用。トレード期限で獲得したジョー・アデル(16本塁打)とナサニエル・ロウ(13本塁打)は即戦力だが、ホセ・ラミレスとチェイス・デラウターの故障も響き、得点力不足は深刻だ。
最後にシアトル・マリナーズ。2025年にワールドシリーズ進出まであと1勝に迫った実績から、今季も優勝候補の一角に挙げられていたが、現在はワイルドカード圏内から最も遠い位置にいる。かつての輝きを失った主力選手たちの復調が急務だ。各球団が抱えるこれらの弱点が、ワイルドカード争いの行方を大きく左右することになる。
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