たった1ドライブで痛感…パッカーズがマリク・ウィリスを失った代償
グリーンベイ・パッカーズのオフェンスは、言うまでもなくジョーダン・ラブの好調さにかかっている。若きQBはNFL屈指の成長株として輝きを放ち続けている。しかし、今季はバックアップとして君臨していたマリク・ウィリスがFAでマイアミ・ドルフィンズに移籍。控えQBの座にはベテランのタイロッド・テイラーが収まったことで、ラブ不在時のチーム力が未知数となった。
その不安が、プレシーズン開幕戦のスティーラーズ戦で早くも現実のものとなった。ラブが先発ドライブをフィールドゴールで締めくくり、守備陣がスリーバースアウトでボールを奪い返した直後。テイラーが初めて攻撃の指揮を執った。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro ところがその第一ドライブ、テイラーは2回のパス不成功に加え、ゲージに届かない1回のショートパス成功のみで即パントを蹴らされる始末。まさに「やる気を削ぐ」レベルの内容だった。続く第二ドライブでは、スティーラーズの反則による15ヤードの罰退が最大の前進となるなど、数字以上に「目で見て分かる精彩のなさ」が目立った。2本のパスは成功したものの合計11ヤード。自らのランで4ヤードのファーストダウンを稼いだが、ダウンフィールドで息の合ったプレーはほとんど見られなかった。
これが、過去2シーズンにわたってウィリスがもたらしてきた「不安定ながらも爆発力のあるプレーメイク」とどれほど対照的か。彼はラブには及ばないまでも、先発が欠けた試合でもチームをプレーオフ争いに踏みとどまらせる原動力だった。2025年シーズンには、ウィリスが率いるオフェンスがほぼ減速なく機能した記憶は新しい。
テイラーがまだ新オフェンスや選手との連携に慣れていない点、さらに控えQBの座を争うカイル・マコードも控えている点は考慮すべきだ。しかし、プレシーズン序盤の「早期リターン」は、ウィリスがいた頃との落差があまりにも鮮烈で、不安を禁じ得ない。
もしこのままテイラー(あるいは次なるQB2)がプレシーズンを通じて精彩を欠き続ければ、ラブの健康状態がかつてなく重要になる。ここ数年は数試合の離脱でも耐えられたが、今季はその「保険」がきかなくなるかもしれない。トレードや追加補強の動きが出るかどうかはまだ分からないが、パッカーズのQBルームが過去2年のように安定していないことは、たった1ドライブで明らかになった。
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