クイン・ユワース、衝撃の1/8パスでNFLキャリア暗転か
マイアミ・ドルフィンズのクイン・ユワースにとって、2026年8月14日は一生忘れたくない夜になった。2025年ドラフト7巡目で指名されたQBは、プレシーズン初戦でわずか1/8のパス成功、27ヤード獲得、1サックという惨憺たる内容。とてもNFLのバックアップQBとは思えないパフォーマンスを披露した。
最悪のシーンは第2クォーター序盤に訪れた。ユワースは自陣から思い切ったパスを右サイドラインに投げ込んだが、そこには白と青のユニフォームを着た味方レシーバーが誰もいない。代わりにワシントン・コマンダースのセイフティ、クアン・マーティンが悠々とパスをキャッチ。これがドルフィンズこの夜最初のターンオーバーとなった。チーム全体で3つのターンオーバーを喫する悪夢の始まりだった。
寝苦しい夜が、これひとつで快適にAirio Pro このインターセプトはユワースにとって試合5回目のパス試投で起きた。彼はチーム最初の6ドライブ中5ドライブに出場したが、結果はターンオーバー・オン・ダウンズ、インターセプト、パント×2、そして前半終了。唯一出場しなかったドライブでは先発のマリク・ウィリスが14プレイ93ヤードを駆使してタッチダウンを奪っている。ユワースのプレーはチームの勢いを完全に削ぎ、コマンダースにその後20連続得点を許す要因となった。
ドルフィンズは現在微妙な立場にある。今季を敢えて低迷させれば、2020年にトゥア・タゴヴァイロアを獲得して以来の高順位ドラフト指名権を得られる可能性がある。そんな中でウィリスを先発に据えたのは異例の選択だった。もしユワースが「タンク(敢えて負ける戦略)」の主役をオーディションしていたなら、この日の出来で見事主役を射止めたと言えるだろう。
しかしマイアミには長期的な野心がある。ウィリスが先発を務め、2026-27シーズンをまずまずの成績で終えられれば、来季以降の土台は固まる。そのためには信頼できるバックアップQBが不可欠だが、ユワースはその役割すら果たせないことを露呈した。彼にはまだルーキー契約が2年残っている。昨季は4試合出場で622ヤード、3TD、3INTと最低限の働きは示していただけに、今回の不振はなおさらショッキングだ。
第3QBのキャム・ミラーも3/11、2インターセプトと精彩を欠き、現状ユワースが控えの座をかろうじて維持しているに過ぎない。ドルフィンズがトレード市場でより良いバックアップを探す可能性も十分ある。現実的なシナリオは、残り2試合のプレシーズンで驚異的な数字を残さなければ、ユワースがカットされることだ。
次戦は本拠地でのニューヨーク・ジャイアンツ戦。相手は控え選手やロスター入りを目指す必死の選手たちが相手だ。ユワースにとってこれ以上ないチャンスか、あるいは悪夢の続きか。評価レーティング6.2という数字が示すように、這い上がるのは極めて困難な状況。昨季のQBRも32.8と壊滅的で、レギュラーシーズンでウィリスが負傷しない限り改善の機会は限られる。ユワースに残された選択肢は、もう多くない。
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