大谷翔平、開幕投手起用のリスク ドジャースの焦りが透ける
ロサンゼルス・ドジャースが、大谷翔平をポストシーズンで「オープナー」として起用する計画を進めている。一見すると豪華な選択肢に映るが、その背後にはチームの焦りが透けて見える。
ドジャースは今季トレード期限で、デトロイト・タイガースから2度のサイ・ヤング賞受賞者タリク・スカバルを獲得するという記憶に残る強奪劇を成功させた。しかし、その華やかな話題の陰で、チームは直近9試合で8敗を喫し、土曜日に延長戦の末ダイヤモンドバックスを2-1で下すまで7連敗を喫していたのだ。
デニムに合う。履くだけで「ちょいワル」Tapoon 打線はかつてのような圧倒的な破壊力を失いつつある。さらにローテーションも、大谷翔平、ブレイク・スネル、タイラー・グラスノーが相次いで故障離脱。スネルは木曜日の先発復帰が予定され、グラスノーもリハビリ中だが、大谷は7月3日以来、左膝の炎症とそれに続く左上腕二頭筋の不調によりマウンドから遠ざかっている。
先週土曜日、大谷はついに投球プログラムを開始した。デーブ・ロバーツ監督は、復帰後はフル先発ではなく、オープナーとしての起用を想定していると明かした。しかし、本当にそのリスクを冒す価値があるのだろうか?
大谷は今季、14先発で防御率1.79、WHIP0.95、95奪三振という圧巻の数字をマークしている。投手としての才能は疑いようがない。しかし、彼はすでに32歳。キャリアで2度のメジャーな肘手術を経験しており、2023年以降はシーズン100イニングを超えて投げていない。
さらに、ここ3シーズン連続でOPS1.000超えを誇った打撃も、今季はややトーンダウン。ドジャースが10月を戦う上で、打線を牽引する大谷のバットは不可欠だ。投打の二刀流に再び挑ませるよりも、打撃に専念させる方がチームにとって価値が高いという主張も理解できる。
スカバル、山本由伸、スネルという先発3本柱はポストシーズンでも十分に強力だ。さらに24歳の佐々木朗希は、4試合連続で2失点以下に抑え、NPB時代の輝きを取り戻しつつある。ブルペンも層が厚い。わざわざケガのリスクを負ってまで、大谷をオープナーで使う必要はない。
大谷自身はもちろん投げたいと望んでいるだろう。しかし、10年総額7億ドルの超大型投資をしたドジャースこそが、賢明な判断を下し、彼を自身の熱意から守る責任がある。オープナー起用は、一歩間違えれば「火遊び」になりかねない。
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