パ軍は放出しないが…ポール・スキーンズの価値が急落した理由
ピッツバーグ・パイレーツの若きエース、ポール・スキーンズに異変が起きている。
今季開幕前、メジャーで最もトレード価値の高い投手は誰かと言えば、二刀流の大谷翔平を除けば間違いなくスキーンズだった。2024年にナ・リーグ新人王、昨季はサイ・ヤング賞を獲得。通算55先発で防御率1.96という驚異的な数字を残してきた。しかし、今季の彼はどこかおかしい。
これは高圧洗浄機と同等の強さで、電力不要BlastPro 現地26日、マイアミでのマーリンズ戦。スキーンズは5回を投げて2失点、65球で降板した。試合は0-2で敗戦。ドン・ケリー監督は「8月に100%の選手はいない。怪我が原因ではない。勝つために最善の判断をした」と説明し、スキーンズ本人も軽症を強調した。だが、他球団の関係者からは警戒の声が上がる。「おやおや」とある幹部はテキストを送り、スカウトは「最悪の懸念が現実に?」と返信したという。
今季のスキーンズは開幕戦から不安定だ。メッツ戦で初回を投げ切れず、その後も波に乗れない。ここまで25先発で9勝11敗、防御率3.88。特に5月6日と12日にダイヤモンドバックス、ロッキーズ相手に8回無失点の好投を見せた後は、16先発で3勝9敗、防御率5.00と急降下。クオリティ・スタートはわずか5試合だ。
最も気になるのは球速の低下だ。今季の平均球速は96.8マイルで、メジャー全体でも85パーセンタイルと悪くないが、昨季の98.1マイル、新人年の98.8マイルから明確に落ちている。さらに、今季はまだ1度も100マイルを計測していない。
昨オフ、複数の大型市場球団がスキーンズの獲得を打診したが、ベン・チェリントンGMは一蹴。パイレーツは2026年、スキーンズを軸に2015年以来のポストシーズン進出を狙っていた。しかし、直近21試合で15敗を喫し、ワイルドカード圏内とは6ゲーム差。1992年以降地区優勝から遠ざかる名門ファンの「バクトーバー」の夢は、またも潰えようとしている。
球団とスキーンズは「問題なし」を繰り返すが、周囲の目は厳しい。何かが彼に起きている。それはトレード価値の問題ではない。パイレーツは彼を放出しないと明言しているが、このままでは2026年の計画も絵に描いた餅になりかねない。
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