カブス、NL中地区逆転へ!プレスシャー下で輝く5人のスターと指揮官
シカゴ・カブスが猛烈な勢いでNL中地区の頂点を目指している。直近50試合で34勝16敗と、リーグ屈指の強さを誇るチームは、金曜日のカージナルス戦完封勝利で地区首位ミルウォーキー・ブルワーズとの差をわずか3.5ゲームに縮めた。ブルワーズが依然として優位に立っているとはいえ、カブスは2017年以来(2020年の短縮シーズンを除く)となる地区優勝を視界に捉えている。
その原動力となっているのが、今季MVP級の活躍を見せるセンターのピート・クロウ=アームストロングだ。打率.281、出塁率.381、長打率.539、27本塁打、73打点、30盗塁という圧巻の数字を残し、fWAR(7.9)はメジャー全体でトップ。2位の野手に2勝以上の差をつける圧倒的な存在感だ。守備と走塁で光る選手が打撃でも覚醒し、チームを牽引している。この男がシーズン終盤までハイレベルなプレーを続けるなら、カブスがミルウォーキーを捉える可能性は十分にある。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro もう一人、注目すべきは三塁手のアレックス・ブレグマンだ。シーズン前に5年1億7500万ドルの大型契約を結んだ彼は、前半戦こそOPS.696と苦しんだが、後半戦は.965と本来の姿を取り戻した。前半370打席で9本塁打だったのが、後半はわずか102打席で7本塁打を放っている。ポストシーズン通算102試合出場、19本塁打、OPS.791という実績を持つ勝負強さは、終盤の重要な局面でこそ発揮されるべきだ。
先発右腕のケビン・ガウスマンもまた、大舞台を知る男だ。昨季のポストシーズンでは6試合(5先発)で防御率2.93と安定した投球を見せ、先発した試合ではすべて5.2イニング以上、3自責点以下に抑えた。トレード期限で獲得した大型補強であり、レンタル選手として今が唯一のワールドシリーズ挑戦機会かもしれない。その肩に掛かる重圧は計り知れない。
一方、今季が自己ワーストのシーズンとなっているのが、カブス一筋10年の外野手イアン・ハップだ。打率.216、OPS.742、三振率30.9%と低迷。さらにポストシーズン16試合でも打率.178、OPS.645と結果を残せていない。今季終了後にFAとなるハップにとって、このまま終わればカブスファンの記憶に苦いものを残すことになる。ここからの巻き返しが、カブスでのレガシーを左右する。
同じくFAを控える外野手の鈴木誠也は、今季OPS.838と安定した打撃を見せているが、大金を掴むかどうかは終盤のパフォーマンス次第だ。昨オフの大型契約に見合う活躍を続けられるか。チームも本人も、好結果を強く望んでいる。
そして、投手陣の故障に悩まされながらもチームをまとめるクレイグ・カウンセル監督もまた、プレッシャーの中にいる。カブスは彼に5年4000万ドルの契約を提示したが、まだ地区優勝すら達成していない。NLでドジャースに次ぐタレントを擁するカブスが、もしまたブルワーズに地区優勝を許して早期敗退すれば、監督の評価は大きく下がるだろう。最低でも地区優勝、そしてNLCS進出が求められている。
残り試合で、カブスのスターたちがどれだけプレッシャーに打ち勝つか。今こそ、彼らの真価が問われる瞬間だ。
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