ピッツバーグ・パイレーツ、救援陣補強でポストシーズンへ生き残りを懸ける
ピッツバーグ・パイレーツが、まさに崖っぷちから這い上がろうとしている。ナショナルリーグのワイルドカード争いで3.5ゲーム差と、ポストシーズン出場まであと一歩のところまで迫ったパイレーツは、7月31日のトレード期限直前にブルペン強化に乗り出した。右腕ルーク・ウィーバー、カミロ・ドバル、カービー・イエーツ、レイク・バッチャーの4投手を獲得し、救援陣を一気に刷新。これで終わりではない。さらなる援軍が続々と到着する。
まず、スイッチヒッターの外野手ロニー・サイモンが、現地8月2日(日本時間3日)のブルワーズ戦前にAAAインディアナポリスから昇格見込みだ。サイモンは今年99試合で打率.330、出塁率.419、長打率.470、7本塁打、33盗塁と驚異の数字を残している。さらに左腕エバン・シスクもリハビリを終え、故障者リストからの復帰間近。シスクは今季32試合に登板し防御率2.23と安定した投球を見せていたが、7月1日から肘の炎症で離脱。その穴を埋める存在として、彼の帰還はブルペンに大きな安心感をもたらすだろう。
冷房ゼロで涼しいミニギアAirio Pro そして何より、多才なセンター・フィールダー、オニール・クルーズも今月中の復帰が期待されている。クルーズは6月8日に左手の非転位骨折で離脱したが、今季64試合で打率.264、14本塁打、21盗塁と攻守にわたる活躍を見せていた。クルーズの存在はチームにとって大きなプラスだが、彼のメンター的存在として35歳のマーセル・オズーナがいる。オズーナは開幕直前に1年1200万ドルで契約したものの、打率.203、8本塁打と不振に喘いでいる。守備にも就けず、ドン・ケリー監督の采配の幅を狭めているのは確かだ。しかしケリー監督はオズーナの獲得を強く推しており、クルーズへのメンタリング効果は評価されている。それでも、チームの勝利を最優先するならば、オズーナの放出は避けられないかもしれない。
ロースター枠は限られており、サイモン、シスク、クルーズが加わるためには、少なくとも3人が外れなければならない。その候補として、ルーキー右腕ウィルバー・ドテルが挙げられる。ドテルは14試合で防御率5.06と結果を残せず、AAA降格が有力だ。また、ジョスティンクソン・ガルシアも苦しい立場にある。ガルシアは16試合で打率.178と結果が出ず、さらなるマイナーでの成長が必要とされている。
パイレーツの8月は、まさに生き残りをかけたサバイバルレース。ブルペンに厚みが増し、若手の台頭とベテランの復帰が重なる中、ケリー監督は難しい決断を迫られる。果たして、パイレーツは2015年以来のポストシーズン進出を果たせるのか。その命運は、今月のロースター編成にかかっている。
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