20チーム拡大は大学フットボールを壊す?12チーム制の現状を守れ
カレッジフットボール界を揺るがす、プレーオフ(CFP)のさらなる拡大論争。12チーム制が導入されたばかりだというのに、早くも16チーム、24チーム、そして“妥協案”とされる20チーム案が浮上している。はたして、これは本当にファンが望む進化なのか?
すでに昨シーズン、12チーム制はその威力を見せつけた。オハイオ州立やジョージアといった伝統校が、カンファレンスの“守り”を失い、勢いに乗ったチームに敗れる波乱が続出。この成功体験を無視して、さらに枠を広げる必要があるのか、疑問の声が上がっている。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 先日行われたCFP運営委員会の会合では、20チーム制の具体案が議題に。16チームの本戦に、4つのプレーインゲーム(前哨戦)を組み合わせるというものだ。しかし、CBSスポーツのジョシュ・ペイト氏は、この“妥協”の裏にある真実を鋭く指摘する。「これはファンに対するガスライティングだ」と同氏は断言。拡大の真の目的は、SECなどの強豪カンファレンスが、より厳しいリーグ内スケジュールを導入することへの抵抗を和らげるための方便に過ぎないというのだ。
ペイト氏はこう続ける。「ランキングのプロセスが、強度の高いスケジュールや戦績を正当に評価すれば、問題は解決する。拡大は必要ない」。実際、ファンの間では昨年、10勝3敗のアラバマが10勝2敗のノートルダムを押しのけて選出された件を引き合いに、選考基準の不透明さへの不満がくすぶっている。20チームに増やしても、この根本的な問題が解決するわけではない。
仮にプレーインゲームを導入すれば、ボーダーライン上のチームにチャンスが生まれる。だが、その代償としてレギュラーシーズンの試合数を減らすか、カンファレンスチャンピオンシップ週末を廃止する必要が出てくる。どちらも現実的ではない。
NCAAトーナメント(マーチマッドネス)が長年抱えてきた「漏れたチームへの不満」と同じ轍を踏むな、という声も強い。今年に入り、マーチマッドネスはさらに6枠を増やし、68チーム制へと拡大。貴重なバブルスポットの価値が下がったと批判されている。カレッジフットボールが、同じ“参加賞”の道を歩むべきではない。
「まずは12チーム制をしっかり育てるべきだ」という意見が、今最も説得力を持つ。どんなに枠を広げても、外れたチームへの不満は消えない。真のチャンピオンを決めるという原点を見失わず、拡大ありきの議論ではなく、ランキング制度そのものを改革する時ではないだろうか。
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