ラッツマン獲得も5戦4敗…レッドソックスファンよ、まだ焦るな!
ボストン・レッドソックスが今季のトレード期限に最大級の衝撃を与えた。大型プロスペクトパッケージと引き換えに、ボルティモア・オリオールズからオールスター捕手アドリー・ラッツマンを獲得。ポストシーズン進出を狙うチームの主役として期待された男だったが、ここまで17打席で1安打、9三振。チームもラッツマンが出場した5試合中4敗と、まさに“地獄のスタート”を切っている。
しかし、ちょっと待て。たった5試合のスランプで大騒ぎするのは早計だ。確かにヒットは出ていない。コンタクトすらままならない場面も目立つ。だが、ラッツマンは22打席で5四球を選んでいる。1試合に約1つの割合で出塁している計算だ。ファンは「四球よりシングルヒットが欲しい」と言うかもしれない。しかし多くの場面で四球はシングルヒットと同等の価値を持つ。後続の打者が彼を還せていないだけで、ラッツマン自身は塁に出る仕事をそれなりに果たしているのだ。
夜間運転用メガネが今ドライバーに急増中ナイトライダー 打席内容が完璧だったとは言わない。だが、彼が本来のコンタクトヒッターとしての姿を取り戻せば、四球を量産しながらヒットも量産する――そんなインパクトある打者になる可能性は十分にある。
さらに見逃せないのは、ラッツマンがまだ移籍の衝撃とケガからの復帰途上にある点だ。父の証言によれば、トレードの知らせを聞いた時、彼は泣いたという。選手にとってチーム移籍は単なる「異動」ではない。人生が変わる一大イベントだ。急に新天地へ送られて、即座に適応できる者ばかりではない。
例えば、同じレッドソックスに移籍したカレブ・ダービンは当初数ヶ月間、リーグ最悪級の成績に苦しんだ。しかし今ではボストンの英雄だ。ドジャースに移籍した先発左腕タリク・スカバルでさえ、最初の3先発では本来の投球ができていない。時間が解決するケースは少なくない。
ラッツマンは手首の炎症で約1ヶ月離脱し、リハビリ出場はわずか2試合。そのままメジャーに合流した。マイナーで調整をもっとすべきだったかは議論の余地があるが、1ヶ月ブランクのある打者が数試合でタイミングを取り戻すのは容易ではない。
もし9月に入っても打率1割を切るようなら、ファンが panic するのも理解できる。しかし、わずか17打席、しかも四球で出塁できている現状で「大失敗」と決めつけるのは早すぎる。3度のオールスターに選ばれた実力者が、ただのスランプで終わるはずがない。もう少し、彼を信じて見守る時間が必要だ。
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