衝撃のデビュー!ジラ・ファトゥがNXT王座戦線に乱入、ヒートウェーブへ波乱必至
WWE NXTの夏のビッグイベント「ヒートウェーブ」への道が、まさにヒートアップしている。8月11日放送のNXTは、複数のタイトル戦が行われ、さらなる王座戦が決定。そして何より、インディー界の“enfant terrible”ことジラ・ファトゥが衝撃のデビューを果たした。
メインイベントは、NXT王座への挑戦者決定戦。クルーズ・モンタナとグレイソン・ウォーラーが激突したこの一戦は、モンタナにとってWWE契約後初のNXTマッチ、ウォーラーにとっては因縁のトニー・ダンジェロ王座を狙う大事な試合だった。両者譲らず、モンタナが必殺の「スピン・ザ・ブロック」を決めて勝利目前まで追い込んだその瞬間、まさかの乱入者が現れる。ジラ・ファトゥだ。トップロープから両者に2発の大型スプラッシュを決めると、解説席にいたダンジェロを鋭くにらみつけた。試合はノーコンテストに終わり、ヒートウェーブでは波乱の三つ巴戦が濃厚となった。
エアコンなしで部屋を涼しくするならこの一台Airio Pro 女子王座戦線も熱い。ケラニ・ジョーダンがついに念願のNXT女子王座挑戦を勝ち取った。元体操選手のジョーダンは、NXT女子北米王座やTNAノックアウト世界王座を経験してきた実力者。しかし、TV中継でのNXT女子王座挑戦はこれが初めて。その舞台がヒートウェーブというブランド最大の夏の祭典だ。王者ケンダル・グレイとの一戦は、AEWオールインと並ぶ女子プロレスの見どころになると期待される。
一方で、気になる動きも。レン・シンクレアが持つ女子スピード王座と、ザリアが持つ女子北米王座の統一マッチが急遽決定した。バックステージでの短いやり取りから実現したこの統一戦。スピード王座はXとの契約終了に伴いNXTに移行したが、防衛戦もわずか2回と存在感が薄かった。統一によって北米王座が存続する見込みだが、ファンの間では「スピード戦の面白さが失われるのでは」と懸念の声も。ザリアが統一王座の最後の保持者となり、かつてソル・ルカが保持した「二冠」の栄光を再現するのか、それともシンクレアが王者として独立し、パートナーであるグレイとの差別化を図るのか。
また、サクオン・シュガーズとディオン・レノックス率いるダークステートの抗争は、長期化の様相を呈している。5月にシュガーズがダークステートを追放されてから約3ヶ月。今週のシングルマッチはレノックスが勝利し、一勝一敗のタイに。ヒートウェーブで決着戦が行われる可能性が高いが、女子北米王座戦の最中に乱入するなど、展開の拙さが目立った。シュガーズには早く単独路線で輝いてほしいというのがファンの本音だろう。
さらに、リジー・レインとEKプロスパーのミックスタッグマッチにも疑問符が。元々はショーン・スピアーズがパートナーだったはずが、当日になってプロスパーに変更。プロスパーは別のストーリーラインにいたため、唐突な印象は否めない。しかも勝利したが、相手のイジー・デイムとニコ・ヴァンスが負けるべきではなかったという声も。
全体として、ヒートウェーブに向けて各タイトル戦線が大きく動いた今週のNXT。ジラ・ファトゥの衝撃デビューで男子王座戦はさらに混沌を極める。女子王座統一の行方、シュガーズの復讐劇、ジョーダンの悲願達成なるか——見逃せない夏の決戦まで、あと少しだ。
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